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施工管理職の服装にルールはある?男女それぞれの服装を解説

施工管理の仕事を目指す方の中には、施工管理の仕事をする際にどのような服装をすればよいのか知りたい方もいるでしょう。本記事では施工管理の服装のルールを紹介します。現場での服装はもちろん、電車やバスでの通勤時や、女性の服装についてもまとめました。施工管理の仕事への就職・転職を考えている方は参考にしてみてください。

基本的な施工管理職の服装

施工管理職の服装に明確なルールや決まりはありません。企業ごとに異なるだけでなく、現場での服装と通勤時の服装、打ち合わせ時の服装も変わる場合があります。

一般的にスーツまたは作業服を着用しますが、どちらか片方だけでなく、業務内容や状況によって臨機応変に服装を変えられるようにするのが基本です。まずはシチュエーションごとに基本的な服装を紹介しましょう。

出勤時の服装

出勤時に電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合は、スーツを着ることが多いでしょう。スーツを選ぶのは、施工管理職が現場のリーダーであると同時に、会社の顔ともいえる立場であるためです。

施工管理職が、会社名の入った汚れた作業服で電車やバスに乗っていると、周囲によいイメージを与えません。公共交通機関を利用する際は、ネクタイをしてスーツを着用するのがお勧めです。

そもそも制服やユニフォームのある職種の人が、制服やユニフォームで公共交通機関を利用しません。同様に、施工管理職も作業服では通勤しないのが一般的です。

現場で作業服を着用する場合は、面倒でもロッカーで着替えるようにしましょう。着替えると「さあ!仕事だ」と気合いも入るのではないでしょうか。

一方、自宅から自動車でそのまま現場に直行する場合には、作業服で出勤する場合もあります。作業服で出勤する際も、中にワイシャツとネクタイをしている人や、スーツを持参する人もいます。

仕事中や現場での服装

施工管理職は仕事時に作業服を着るのが一般的です。作業服は動きやすく、安全面も考慮されているため工事現場に適しています。また作業服を着ている方が、作業員たちにも溶け込みやすくなるでしょう。

現場では作業服の他に、ヘルメット・安全靴・腕章・手袋・安全帯なども着用します。作業服やヘルメットなどを正しく着用するのは、安全管理の面でも重要です。施工管理職が率先して正しく着用すると、作業員の意識向上にもつながるでしょう。

ただし、作業服を着ていても、中にワイシャツとネクタイをしている場合も多くあります。打ち合わせなどでスーツに着替える場合も、ワイシャツとネクタイをしていると着替えがスムーズです。

施工管理職はスーツで仕事する機会もあります。スーツを着るのは、この後紹介するように外部の関係者とのあらたまった打ち合わせの際です。

外部や顧客との打ち合わせ時の服装

外部の人や顧客との打ち合わせの際は、スーツを着るのが一般的です。ただし、作業服の下にワイシャツを着てネクタイをしていると、基本的に失礼には当たりません。

業務の幅広さが、施工管理職の特徴です。さまざまなシチュエーションに対応できる服装を用意しておくとよいでしょう。迷ったときは会社の上司に指示を仰ぐようにしてください。

女性の服装に違いはある?

原則として女性も男性も施工管理としての正しい服装に違いはありません。通勤や外部の人との打ち合わせではスーツを着用し、現場では作業服を着用するのが基本です。

最近は建設業界で働く女性も増えているため、レディースの作業服や女性向けサイズの作業服も増えています。女性の体型に合わせたシルエットの作業服や、コーディネートを楽しめるオシャレな作業服なども選べるようになりました。ただし、デザインよりも機能性や安全性を重視して選ぶようにしましょう。

レディースの作業服も増えたとはいえ、男性用に比べると種類やデザインが少ないため、メンズの作業服を着用している女性も少なくありません。また、男性用の作業服しか支給されない会社もあり、サイズが小さめの男性用作業服を着用している女性の施工管理職もいます。

スカートは着用OK?

スーツを着用する場合、パンツスーツにするか、スカートにするか迷う人もいるでしょう。

会社で服装を規定していない場合、どちらでも構いません。どちらかといえばパンツスーツの方が動きやすく、作業服の下にも着用しやすいでしょう。明確な基準はないため、迷ったら会社に確認しましょう。

作業服は原則としてスカートではなく、安全性の高いズボンを着用します。ただし、女性用の作業服はデザインによってポケットの数が少ないこともあります。頻繁にペンや道具を使う場合は、小物用ポケットが多くあるタイプを選ぶと便利です。

髪型や色は自由?

男女を問わず、安全を十分に確保できる髪型であることが大切です。髪が長すぎると、まとめていてもヘルメットからはみ出ることがあります。はみ出た髪が作業中の機械に巻き込まれてしまうと、重大な事故につながりかねません。

服装規定で、ヘルメットから髪の毛がはみ出ないよう規定している会社もあります。勤務先の規定に従って長さやデザインを決めましょう。規定がない場合、ヘルメットの大きさを考えると、ベリーショートやミディアム、セミロングが適していると考えられます。

髪の色に関する規定は会社ごとに違います。染めるのがNGでないなら自由です。ただし、施工管理職は作業員をまとめる立場であり、会社の代表として外部の関係者と関わることを自覚しておきましょう。あまり派手な色に染めるのは避けた方が無難です。

作業服とスーツと使い分ける理由

作業服とスーツを使い分けるのは、施工管理職が工事の現場でさまざまな管理業務を行う仕事のためです。

現場では安全性と動きやすさを考えて作業服を着用し、顧客や役所での打ち合わせでは失礼に当たらないようスーツを着用するのが原則です。状況に応じて「スーツ」「作業服」「作業服+ワイシャツ・ネクタイ」を使い分けましょう。

企業のイメージをよくするためにスーツやネクタイの着用が求められる場合もあります。例えば、大規模マンションの修復工事の施工管理をする場合などでは、マンションの管理組合の人や、住民と顔を合わせる機会が多くなります。

現場のリーダーである施工管理職がTシャツと汚い作業服ではイメージもよくありません。スーツまたは、きれいな作業服の中にワイシャツとネクタイを身に付けている方が、信頼度が向上して会社のイメージアップにもつながります。

あえてスーツを着て立場を明確にする場合もあります。初めて施工管理として現場に入る場合や大規模工事の施工管理をする場合などでは、当初スーツやネクタイを着用してみるのもありです。現場を指揮するのが自分だと明確に示せるはずです。

施工管理の持ち物

施工管理職が普段持ち歩いているアイテムは主に以下のようなものです。

・ボールペン
・電卓
・腕時計
・図面
・三角スケール
・メジャー
・デジタルカメラ
・野帳(野外での記入を想定した硬い表紙のついた手帳)
・スマートフォン

ただし、最近はスマートフォンやタブレットで図面や作業スケジュールの確認、写真管理などを行える施工管理アプリも普及したため、実際に持ち歩く物は少なくなりつつあります。

持ち物の中でも、施工管理職がこだわりたいのは腕時計です。屋外での仕事だけに耐久性・防水性・防塵性に優れており、電気交換が不要なタイプを選ぶとよいでしょう。

まとめ

施工管理職は工事現場のリーダーであり、会社の顔ともいえる存在です。勤務時間だけでなく公共交通機関での通勤時も清潔な服装を心掛けましょう。また作業服を正しく着用するのは、安全や作業員の意識向上にもつながります。施工管理職は率先して正しい服装をするよう心掛けてください。

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